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2021.10 体験レポート
Photo by Natsuki Endou
中国地方最高峰の大山は、「神坐(いま)す山」として古来より崇められ、山岳信仰の聖域として明治22年まで一般の入山が禁止されていました。信仰の中心となった大山寺は、最盛期には3000人もの僧兵を擁した大寺院で、大神山神社奥宮はかつての大山寺本堂です。標高900mに鎮座し、中国地方屈指のパワースポットとしても知られています。
大山寺山門付近にある大山寺参道の分岐点が、大神山神社奥宮の参道入り口です。大きな鳥居をくぐると、自然石の石畳が連なる長さ約700mの参道が現れます。自然石を敷き詰めた参道の長さでは日本一と言われています。
周囲はブナや杉の老木が生い茂り、大山の豊かな自然を感じます。神聖な森の中は野鳥のさえずりが響き、心が洗われるようです。
扉の開き方が通常とは反対の「後ろ向き門」と呼ばれる神門をくぐると、ようやく社殿が見えてきます。本殿、幣殿、拝殿が連なる権現(ごんげん)造りの社殿は、日本最大級の大きさです。両翼を広げたような壮大な社殿の前で、心を鎮めてお参りします。拝殿の内部に施された技法は「日本一美しい白檀の漆塗り」と称されるほど。700mの参道、権現造りの社殿、幣殿の白檀塗りの3つの日本一が、往時の栄華をしのばせます。
参拝の後は、お昼ご飯。奥宮への参道の入り口にそっと佇む「天狗茶屋」は、大山寺の宿坊・観證院山楽荘(かんしょういんさんらくそう)が営む茶屋です。精進料理のバーガー「禅バーガー」が名物で、「大山そば・大山おこわご膳」や「カリーうどん」なども人気です。
すべての料理が肉や魚を使わない精進仕立て。大山の自然の恩恵をたっぷり受けた滋味深い味わいに、身も心も整います。
大山寺参道は老舗旅館や日帰り温泉施設などが建ち並び、散策するだけでも楽しいスポット。中でもアウトドアメーカーのモンベルが手掛ける商業施設・大山参道市場は、登山客や観光客でいつも賑わっています。店内には大山とその周辺の特産品が並び、焼き立てパンやコーヒーを楽しめるカフェも併設。大山の乳製品やハムなどの加工食品、地ビールやジャムなど、豊富な品揃えに目移りしてしまいます。
大山寺参道で小さな案内板を見つけ、脇道に入ると隠れ家的なカフェを発見。昔ながらの佇まいに趣を感じます。自家焙煎石焼珈琲&和雑貨カフェ「田舎家(いなかや)」は、大山寺の子院・寿福院というお寺の中にあり、敷地内には地蔵菩薩が祀られています。緑が美しいお庭を望むカウンター席で、甘味をいただいてほっとひと息。1日を締めくくりました。
霊峰・大山の中腹にある大神山神社は、新緑や紅葉といった大自然の季節の装いを堪能できるビュースポットでもあります。大山寺参道とあわせて、四季折々の美しさを楽しみながら、心身を整えてリフレッシュしてください!
住所
鳥取県西伯郡大山町大山23-1
URL
住所
鳥取県西伯郡大山町大山26